最近、OpenRouterが提供するFusionが話題になっている。複数のAIモデルを組み合わせることで、単体最強のAIより精度の高い結果を出す仕組みだ。
「どのAIが一番いいか」を選ぶより、それぞれの得意領域を組み合わせる方が強い——という発想の転換に共感して、自分でも同じ仕組みを独自に構築した。さらにiPhoneから動かせるようにしたことで、生産性がかなり上がった。
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iPhoneから全AIを呼び出せる自作アプリがある。
Claude・ChatGPT・Grok・Gemini・DeepSeekの5社に接続していて、用途に応じてモデルを使い分けている。
主な使い方は3つ。
・/ask:5社のAIに同じ質問を同時投下して、回答を並べて返す。答えが揃えば採用する。
・/debate:thinking系のトップモデルを複数呼んで、多ラウンド議論させる。質問の内容を分析して各モデルに異なる立場を割り当て、ラウンドごとに論点を補完しながら議論を収束させる。重要な意思決定にだけ使う。
・/cc /codex:Claude CodeやCodexをiPhoneから直接実行する。自宅のMac Studioに立てたサーバーへAPI接続して、コードのレビューや修正指示をスマホから動かせる。
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Fusionの考え方は「強い専門家を5人集めて議論させる方が、1人の天才に全部任せるより良い判断が出る」に近い。
MoA(Mixture of Agents)の研究でも裏付けられていることで、自分の体験でも、単体で使うFable 5より複数モデルの合議の方が精度が高い場面の方が多くなってきた。
一つのモデルに依存すると、そのモデルの苦手領域や思い込みをそのまま受け取ることになる。複数モデルで答えが割れたとき、初めて「ここは判断が難しい問いだ」と気づける。それが積み重なると、AIの回答を検証することが当たり前になる。
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使って変わったことが2つある。
一つは、モデル選びのコストがゼロになったこと。以前は「この質問はどのAIが得意か」を毎回判断して複数のサービスを行き来していた。今は質問の性質で自動ルーティングされる。その判断コストがなくなっただけで、意思決定の速度が体感で倍以上になった。
もう一つは、スキマ時間が全部使えるようになったこと。タクシーでの移動中や会食の合間に、Claude CodeやCodexをiPhoneから実行できる。待ち時間にエージェントを走らせておいて、席に戻ったら結果が出ている。今まで捨てていた時間が、そのまま開発時間・意思決定時間になった。
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最強モデルは数ヶ月ごとに入れ替わる。どれが最強かを追い続けるより、複数のモデルをどう組み合わせるかを設計できる方が、長期的に価値が出ると思っている。
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ちなみにこのアプリの開発も、このアプリ自体でやってます。





