「Claude Codeってプロンプト次第でしょ?設定とか関係なくない?」
「インストールしたけど、思ったほど賢くなかった」
「CLAUDE.mdとか面倒くさそう。なくても動くし」
これ全部間違いだった。
実はClaude Codeは設定を変えるだけで性能が劇的に上がる
この記事では、Claude Codeをインストールしたばかりの人から、すでに使っているけど精度に不満がある人まで、今日すぐ試せる設定を10個に絞って紹介する。どれも難しくない。でもやるかやらないかで、Claudeの出力が別物になるからぜひ試してほしい。
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それではCluade Codeの性能が劇的に上がる設定10選に入っていきます。
①/initでCLAUDE.mdの下書きを自動生成する
最初にやるべきことはシンプル。/initを実行する。これだけ。
/initを実行するとClaudeがコードベース全体を分析して、ディレクトリ構成、プロジェクト規約を含むCLAUDE.mdのたたき台を自動で作ってくれる。ナビを設定せずに車を走らせるのと、目的地を入力してから走るのと、どちらが早いかは明白だ。
ただし、ここが重要。/initの結果をそのまま信じないこと。
Claudeが自分で見つけられる情報と自分の暗黙知は違う。
「このフォルダは触っちゃダメ」
「それぞれのフォルダの目的」
/initはあくまで下書き。人間が必ずレビューして暗黙知を追記する。この一手間で後のClaudeの精度が段違いになる。
②CLAUDE.mdを200行以内に削る
/initで生成されたCLAUDE.mdはそのままだと長すぎることが多い。
Anthropicの公式ドキュメントでも「CLAUDE.mdは簡潔に保つこと」が推奨されている。理由は単純で、CLAUDE.mdの内容はセッション開始時に毎回コンテキストに読み込まれるからだ。長い手順書や一時的なメモを詰め込むとコンテキストを圧迫して逆にパフォーマンスが落ちる。
書くべきなのは「毎回Claudeに知っていてほしい事実」だけ。
書くことは各自の用途によって様々。当然だけど情報発信用途とツール開発では必要なルールは異なる。
とりあえずディレクトリ構成と各フォルダの役割、絶対に守ってほしいルールを書いておくのがいい。
意識するのは3つ。
- 短く
- 具体的
- 毎回必要なルールか?
200行に収まらないほどルールが多い場合は.claude/rules/ディレクトリに分割すればいい。
パスごとに適用範囲を指定できるので、必要な時だけ読み込むことができ関係ない作業の時にコンテキストを圧迫するという無駄もなくなる。
③.claude/settings.jsonで権限のallow/denyを整える
Claude Codeはファイル編集やBashコマンドなど実際の開発環境に影響する操作ができる。だからこそ権限設計が必要になる。
.claude/settings.jsonでallowとdenyのルールを設定する。評価順はdeny→allowで、denyが最優先だ。
例えば、rm -rfといったファイルやフォルダを強制的に削除するコマンドなどはdenyに設定しておくなど、勝手に実行してほしくないコマンドは禁止しておく。
リスクは抑えたいけど、いちいち実行の許可を確認されるのも面倒という人はallow/denyを設定しておくだけで作業効率改善する。
「お願い」じゃなくて「仕組み」で防ぐ。これが本物のセキュリティ設計だ。
チーム開発なら.claude/settings.jsonをリポジトリにコミットして全体で共有する。個人固有の設定はsettings.local.jsonに分離しておけば事故が起きない。
④/memoryで古い記憶を掃除する
Claude Codeにはセッションをまたいで知識を持ち越す「Auto memory」という仕組みがある。ユーザーの修正や好みから学習して保存してくれる。便利だが地味に厄介でもある。
古い前提や間違った学習が残ったまま放置されるリスクがあるからだ。
/memoryコマンドを使えば今何が読み込まれているかを確認できる。全部チェックして使わない古い指示が残っていたら削除する。
Claudeが同じ間違いを繰り返しているとき、プロンプトを変える前にまずメモリを疑ってほしい。意外とこれだけで解決することが多い。
AIの記憶は放置すると負債になる。月に1回のメモリ棚卸しをルーティンに入れておくだけで精度の安定感が変わる。
⑤複雑な変更はPlan modeで始める
Claudeにいきなり実装させると間違った方向に高速で突っ走ることがある。
特に複雑な変更ではまずPlan modeで調査と計画を分ける。Anthropicの公式ベストプラクティスでも「探索→計画→実装→コミット」の流れが推奨されている。
使い方は簡単。
Shift+TabでPlan modeに切り替えるだけだ。
Plan modeではClaudeがファイルを読んで調査しつつ実際の編集は行わない。変な方向に進む前にレビューできる。
⑥要件定義書やテストなどの実装計画書を先に書かせる
Planを決めても要件定義書なしでClaude Codeに実装させると途中で仕様を忘れて、計画と違ったものができあがることがある。
また、先にテストなどの完了条件を実装計画書に書いておくことで、適切に完了したかどうかをClaude Code自信が検証できるようになる。
プランから計画書の作成、レビューまで毎回決まったフローで行うことで実装の精度は格段に上がる。
とは言え、非エンジニアがいきなりやるには難しいと思うから、そんな人はSuperpowersのプラグインがおすすめ。適切なフローが最初から定義されてるから、指示に従って進めていくだけで精度よく実装が完了する。
まだ入れてない人はプラグインを入れてみてほしい。
⑦Hooksでフォーマット・禁止操作を自動化する
CLAUDE.mdは「お願い」。Hooksは「強制」。この違いが重要だ。
HooksはClaude Codeの特定タイミングで自動実行されるシェルコマンドだ。LLMの判断に頼らず決定的に動作する。つまりClaudeが「うっかり」を起こせない構造を作れる。
具体的にはこう使う。
・rm -rfやgit push --forceを実行前にブロック → 致命的な事故を防止
・保護対象ファイル(.envや本番設定)への編集を検知して止める
・Claudeが判断待ちになったらデスクトップに通知
「守ってほしいルール」はCLAUDE.mdに書くが、あくまでこれはお願いベース。
.envファイルを読まないでと言っても「これは私のミスです。誤って読んでしまいました。」なんてことはしょっちゅう起こる。
だから、強制的に実行させたい処理や禁止したい処理はHooksを使うのが正解。
これでうっかりミスややり忘れを防ぐことができる。
⑧リサーチやレビューをsubagentに任せる
Claude Codeにはメインのエージェントとは別に並行して動くsubagent(サブエージェント)を使う仕組みがある。
サブエージェントは並行して作業を進められるという利点もあるが、それ以上に大きいのはコンテキストを分けられるということ。
これが効くのはリサーチやレビューだ。
たとえば大量のリサーチを行う際、必要なのはリサーチ結果の要約だけだとしてもメインエージェントでリサーチを行うと不必要な情報でコンテキストが汚れる。
だからサブエージェントにリサーチをさせて、その結果をメインに報告させることで必要な情報だけをメインのコンテキストに入れられる。
また書いたコードをレビューする場合、コードを書いたのとは別のフレッシュなコンテキストのサブエージェントがレビューした方が、見落としが少ない。
人間の場合も、制作者とレビュワーが同じだと見落としが起きやすいが、これと同じだ。
⑨繰り返す作業をskills化する
毎回同じプロンプトを書いているなら、それはskillsにしたほうがいい。
Claude Codeでは.claude/skills/ディレクトリにSKILL.mdファイルを置くことで、再利用可能な手順や知識をClaudeのツールキットに追加できる。一度作っておけばClaudeが必要なタイミングで自動的に参照してくれる。
何をスキル化していいかわからない人は「このディレクトリ内容と過去のログを確認してスキル化すべきものを提案してください」とClaude codeに指示すれば提案してくれる。
CLAUDE.mdとの違いを整理しておくと、
CLAUDE.mdは「常に読み込まれる前提知識」
skillsは「必要なときに呼び出される手順書」
skillsを作る時のポイントは段階的開示だ。
nameとdescription(説明)だけが毎回読み込まれて、説明に書かれている条件に当てはまった時だけその先を読む。
その先にも条件ごとに読み込むファイルを指定しておくと必要なファイルだけを読むことができ、性能が上がる。
Claude Codeにはskill-creatorのスキルがるので、それを使えば形式に沿ったスキルを作ってくれるが、段階的開示の考え方は知っておいて損はない。
⑩CLIツールを先にセットアップする
Claude Codeは外部サービスとやり取りするときにCLIツールを活用できる。GitHubならgh、クラウドならawsやgcloud、監視ならsentry-cliなどだ。
たとえばGitHub連携を使うなら先にgh auth loginまで済ませておく。
AIに外部情報を手入力で貼るよりCLIで必要な情報を直接取得させたほうが作業は安定する。Claudeが自分で最新の情報を取りに行ける状態を作っておくと古い情報をもとに推測するリスクが減る。
GitHub以外でも使っているサービスのCLIがあるなら先に認証を通しておくだけでいい。小さい工夫だが日常的に使うと効果は大きい。
MCPも便利だけどコンテキストを圧迫するからCLIで事足りるものはCLIの方がおすすめ。まあ、ここは用途によって使い分けだけど、使わないMCPを入れまくるのはコンテキスト汚染に繋がるから避けたほうがいい。
まとめ
Claude Codeの精度はプロンプトの上手さではなくセットアップの厚みで決まる。情報を渡す仕組みを整え、権限を設計し、確認手段を明示する。これらが揃えば同じClaude Codeでも出力は別物になる。
注意点だけど、設定を完璧に整えること自体が目的にならないようにしてほしい。CLAUDE.mdを磨き上げるのに3日かけて肝心の作業が進んでいない。これでは本末転倒だ。設定はあくまで手段だからそこだけは忘れないように。
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