近頃話題のAIでプログラミングするアレにようやく挑戦してみました。XとかSNSで流れてくる「AIコーディングやってないお前ヤバイよ」的なノリの記事に焦燥感を掻き立てられたり、「いや、あんなのは単なるFOMOだ」みたいな感覚が交互にやってきたりして、AIの新局面にざわざわしつつ、何にも思いつかない日々を過ごしていたのですが、ふと「自分をAIにしてみよう」と思い立ったわけです。
現在運営しているみのミュージックのチャンネルは2019年初頭に開設。これまで公開してきた動画は約1000本(ショート動画を除く)。これらをビッグデータ的な感じで使って、プロダクトを作ろうと思いついた。YouTubeの動画には字幕表示の機能がありますが、実はその裏に文字起こしのデータが紐づいている。つまり、これまでの全トークを活字として学習させることができるわけです。7年間で積み上げた音楽に関するトークをソースに、質問をするとみのの過去の発言を参照しながら答えてくれるAIを作ろうと思いました。それが「AIみの」です。
制作期間は2週間くらいでしょうか。ClaudeのCoworkでアイディアや方向性を詰めつつ、Codeの方に移り、後半はChatGPTと壁打ちさせてAI同士で切磋琢磨させていました。自分はコーディングに関してマジで何も知らないので、ぶっちゃけ何かを開発したという実感は皆無です。
現在のUIはこんな感じ。

検索エンジンによくあるようなデザインですよね。ここに音楽に関する質問や疑問をぶつけると回答します。試しに「シティポップのリバイバルについて教えて」と訊いてみましょうか。

するとこんな感じで出力されます。

なんとなく僕が言いそうなことを言っていますよね。この回答は動画のアーカイブから、実際に発言した内容の平均値的なものを出力しています。そして回答画面のUIはYouTubeに似せて作ってみました。オンデマンドで楽しめるミニYouTubeみたいなイメージ。実際には存在しない動画を疑似的に体感できる感じです。
コメント欄も再現してみました。ここも結構こだわったポイントで、みのミュージックにこれまで届いたリスナーさんたちのコメント(総数30万以上!)を学習し、トピックに応じた平均値的な内容を表示しています。さらにコメントの下には、実際にみのミュージックで公開している動画を「関連動画」として、質問内容に近いものをいくつかピックアップして表示するようにしました。

このタイミングで一般公開を行いますので、よければ是非使ってみてください。「共有タブ」をタップするとAIみのの出力をSNSに投稿することもできます。拡散して頂けるとと嬉しいです!俺が絶対に答えないようないじわるな質問も、AIなので従順に、けなげに回答しますよ。
珍回答や誤答も沢山出るでしょうし、回答内容はあんまり真に受けないでくださいね。あくまでノリで作ったツールです。
公開後いろいろトラブルが起きるかもしれませんが、非エンジニアでこの領域はずぶの素人ですので、温かく見守って頂けますと幸いです。
余談ですが、コレ作ってて思ったたことがあって。ネット上にコンテンツを発信し続けている人って、いつでもAI化できてしまうんですよね。発信データを学習させれば、人格を複製することができてしまう。現時点の技術では厳しいでしょうけど、僕の場合は文字起こしだけじゃなくて、カリブラ時代も含めたら数千本の動画データが公開されているわけで、それらを全部学習させたら映像と音声つきで実際に喋るAIみの、みたいなものも作れちゃいそう。電子の海を漂い続ける俺の複製が、いつか生まれてしまうのかもしれない。





